(1)現在担当しているお仕事について教えてください現在は、平塚事業所のリーダーをやっています。事業所の運営管理、行政手続き、利用者対応、売上管理、営業方針、マネジメントなどなど。多岐に渡って業務を行っています。僕が仕事をする上で最も大事にしていることは、クルーの笑顔を引き出すことです。普段は大阪仕込のボケをかましています(笑)。支援の面では、利用者さんの問題解決能力を高めるために、心理療法、哲学的な思考法に関する講座を制作から実施しています。また、地域支援のネットワークを構築するため、地域密着型イベントを定期的に開催し、支援の可能性を広げています。(2)メンラボ選んだ理由を教えてください最初は自分と全く違う経験、考え方の人はこんだけいるんだと知り、同じ会社なのに多様性があるところが刺激的だなと思い興味を持ちました。社員の平均年齢も低いので、同世代の中で福祉の想いを語れる仲間がいることが決め手でした。あとは、僕は大学院までずっと基礎心理学の研究をしていて、実際に困っている人と直接に関わる機会が少なかったので、当事者と関わっていく中で心理学の可能性を探りたいと思い、入社をしました。(3)メンラボ働いていて嬉しかったエピソードは?たくさんありますが…一番は学んだことが実際に効果的であったと感じた時ですね。大学で心理療法について学んでいたときに、自分自身がやっていてもしっくり来なかったですが、講座で利用者にコラージュ療法を実施し、その人が今まで意識していなかった自分軸が見えてきて、今まで言語化できなかった考え方を引っ張り出せることができました。その時に、心理学の可能性を見出したと思いました。(4)これからやっていきたいことは?福祉事業所において、大事なことは「50%の信頼性と40%の専門性、残り10%が職員の個性」だと考えています。事業所の雰囲気は働いている職員の色によって決まると思うので、みんなの色を引き出すようにお茶会を開催しています。また、イベントを通じて外部とのつながりを強めることで、信頼性を高める努力をしています。さらに、支援の専門性を高めるために多角的な視点を取り入れたいと考えています。最終的には、利用者さんの就職だけでなく、もっと長い目で見て就労移行事業所で過ごした時間をプラスに感じてもらいたいため、精神的な自立やストレス耐性といった“人間強度”を育てたいと考えています。(5)入社を希望する方へメッセージをどうぞ!「多様性」という言葉を耳にしたときに、特定な集団や人々をイメージすることが多いかもしれません。しかし、人それぞれ違う生まれ、好み、価値観、生きてきた歴史を持ち、「多様性」は誰にでも当てはまる言葉だと僕は思います。メンタルヘルスラボの福祉はいい意味で「変わっている」。自分とは違う様々な人や文化、価値観、知識と触れあえる新世界です。立場や属性、枠組みにとらわれることなく「自分を知り、相手を知る」経験することで、新たな自分が待っています。